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第2回:言葉について(2) 『母国語を使う意識』

今日は母国語のお話をしてみましょう。海外生活の中で、

母国語(ここでは日本語)が出てこなくなっていませんか?

言葉の大切さや日本語【母国語】の大切さは薄れていっていませんか?

子どもの日本語が減ってきていませんか?

言葉はコミュニケーションツールの1つです。

勿論どの言語でも通じれば問題ないのですが、母国語はとても大切な言葉(コミュニケーション)なのです。お母さんが子育てに使う言葉は、子どもに対しての愛情が含まれていますね。それがお母さんの言葉(母国語)です。両親が日本人でも、自然と身に付くものではありません。意識して話さなければ忘れてしまいます。日本人だから日本語が話せて当たり前ではないのです。

私の12歳の息子は、小学校をインターナショナルスクールで過ごし、中学校も同じ環境で学んでいます。
勿論、日本国籍の日本育ちです。両親共に日本人で、家庭では日本語で話し、学校では英語を使います。毎日、家族間では、日本語で会話をしていますが、学校で国語(日本語)は学んでいません。それに対して、あまり気にもかけなかったのですが、ふと気が付くと、息子の日本語がおかしいのです。文法の違いや、単語の少なさからか、時々言葉が(文章)おかしくなっています。

私も初めは、日本人だから大丈夫だろうと安易に考えていましたが、このままではいけないと思い、母国語を意識して使うように心掛けました。

例えば、『全然問題がある』
これは現在の日本では通じる言葉ですが、[全然 ~ない]と使うのが一般的です。

否定で使う言葉に、肯定の言葉を繋げています。意味は通じるので、それがおかしいとは思わず、ずっと使っているのです。この様な作られた言葉を知らず知らずに使っている事がとても多いのです。

敬語も同じです。敬語には、【尊敬語・謙譲語・丁寧語】大きく分けてこの3つがあります。【です・ます】は勿論、どこに【お】をつけるのか、またどの言葉に付けるのか。大人でも難しいですね。

例 友達-お友達    料理-お料理

このように丁寧な表現をすることで相手への敬意を表わしています

おかしな例

おコーヒー おビール おソース お犬 お猫

動物や外来語には通常[お]や[ご]は付けません。

つけなくて良いが付けないと意味が分からない例

ご飯 ごめん おまわりさん  お参り お気に入り おめでた

母語というのは、字の意味と同じで母親の言葉です。母親が子どもに話しかけ、意識して言葉掛けをしてあげて下さい。言葉は自然と身に付くものではなく、真似て覚えていきます。沢山聞いて、沢山使う事が一番の上達法です。

周りの環境や心掛けで、子どもたちの日本語力は大きく左右されます。小さいうちにしっかりした母国語を身に付け、日本語を残してあげて下さい。

 

  • 次は「気持ちを伝えよう」です。お楽しみに~!

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