3月のテーマ 「筍と苺」

 takenoko最も春らしい野菜といえば、筍ですね。タケノコの漢字「筍」は、「たけかんむり」+「旬」ですね。時間の単位「旬」は、10日間の事で竹の芽が地中に現れてから10日間がタケノコで、それ以上は竹という意味だそうです。

筍は独特の旨みがあり、日本料理や中国料理で広く使われています。特に季節感を大事にする日本料理では、春の味覚として喜ばれます。

栄養成分は、タンパク質が豊富で、ビタミンB1、B2、ミネラルを多く含んでいます。食物繊維が豊富な為、便秘や大腸がんなどの予防にも効果があると言われています。コレステロールの排出にも効果があり、しかも低カロリーで、ダイエット食として適しています。うまみ成分の一つであるアスパラギン酸は、グリーンアスパラガスなどにも含まれる成分で、疲労回復に効果があります。また、筍の切り口に出てくる白い粉はチロシンというアミノ酸で、脳を活性化させるはたらきのある栄養素です。

筍は、やわらかい穂先や固い下の部分など、場所によって使い分け、和え物・炊き合わせ・揚げ筍は掘ったばかりのものはあくが少ないのでそのまま食べられますが、収穫してから時間がたつほどホモゲンチジン酸というえぐみ成分が増えます。このため、売られているたけのこを食べるときにはあく抜きが必要です。水で煮るだけでも筍のあく抜きはできますが、筍のうまみを残したままあく抜きするには、ぬかを入れたお湯で茹でると良いことが知られています。長期保存したい場合は、あく抜きしたものを瓶詰め(要煮沸殺菌)にして水煮にするとよいでしょう。また、多少食感は落ちますが、適当なサイズにカットして砂糖をまぶしたものを保存容器に入れて冷凍すると長持ちします。物など多くの料理に用いられています。

美味しい筍を選ぶ時は、小ぶりで太くずっしりと重みのある物を選びましょう。緑色になっている物は、育ち過ぎでエグミが強くて固くなっているので、しっかり見分けて下さい。筍はあまり消化のよくない食べ物なので、胃腸の弱い方は食べ過ぎに注意してください。

 

ichigo

苺はバラ科の一種で、正式にはオランダイチゴ属に含まれます。私達が食べている部分は、果実ではないと言う事をご存知ですか?この部分は花托の発達した花の一部で、本当の果実はその周りにある胡麻の様な粒粒一つ一つが果実です。苺の代表的な栄養素であるビタミンCは、苺100g中50~100mgと、レモンを遙かに上回る量が含まれており、果物の中ではトップレベルです。中程度の大きさの苺を7~8粒食べれば、1日のビタミンC必要量を十分摂れると言われています。また、血を作るビタミンといわれている「葉酸」も豊富に含まれているので、貧血予防にも効果的。また、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制する食物繊維のペクチンも含まれています。最近では、ウィルスや細菌に対する抵抗力をつけ風邪を予防、近年ガンを予防する栄養素としても注目されています。疲れやストレスを感じている人、運動量の多い人、タバコを吸う人は特にビタミンCを消耗しやすいため、積極的に摂りたい食べ物です。

また苺には、下痢や便秘を防ぐなど整腸作用を持つ水溶性の食物繊維ペクチン、体内に蓄積されたナトリウム(塩分)の排泄を促し高血圧を予防するカリウム、虫歯予防効果があるキシリトール、さらにビタミン・ミネラルなどをバランス良く含んでいます。

苺は、果皮のツブツブがクッキリしていて、へたが青くて元気なもの。また表面に傷がなく、ツヤのあるものを選びましょう。果皮の色の濃淡は品種によって異なりますが、赤が均一で鮮やかなものがよいでしょう。

摘みたての苺のヘタは緑が鮮やかでピンと先が立っていますが、鮮度が落ちるとともにヘタがしなびていきます。生のまま食べるのなら、日持ちがしないので、早めに食べきりましょう。

イチゴミルクやジャムなどに加工して使うのであれば冷凍保存ができます。その際、苺に対して5%から10%の量の砂糖をまぶして砂糖がなじんでから冷凍する事をお勧めします。

苺は、乾燥を防ぐためラップに包むかまたはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存して下さい。パックの中に傷んだものがあれば出しておきましょう。水洗いをすると果皮が弱るので、食べる直前に洗うよう心がけましょう。その際、へたを取って水洗いするとビタミンCが流れてしまうので、へたのついたまま洗うようにして下さい。


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