9月のテーマ 「栗と梨」

download 栗は一般的に甘栗として食され、健康によいことで知られ、その効果について中国では古来より重要視されてきた食材です。

栗の主成分はでんぷん質だが、ビタミンA・B群・C、カルシウム、カリウム、鉄分などビタミン・ミネラル成分をバランスよく含んでいる。これら栄養素により様々な効果が期待できる。腎臓虚弱の改善、腰膝を丈夫にする、むくみを取る、胃虚弱による慢性の下痢を改善、筋肉や骨の痛みをとる、身体を温める、血液の循環をよくする、止血作用、肌の調子を整える、などの効能が挙げられます。

 また栗には食物繊維も豊富に含まれ、便秘を改善する作用や、血糖値の上昇を抑え糖尿病を予防する効果があり、さらに、栗の渋皮に含まれるタンニンは、抗ガン物質として近年注目されています。栗にはカリウムが豊富に含まれているので高血圧予防や動脈硬化などに効果があります。血を作る葉酸も含まれていて、貧血予防や葉酸を多く必要とする妊婦の方にも最適です。栗にはビタミンBとCが豊富に含まれており、ビタミンCは風邪予防に効果があり、美容効果にも効果があります。ビタミンBは疲労回復に役立ちます。

 栗を選ぶ時は、表面の固い鬼皮が固く張りがあり、艶々した光沢があるものを選びます。両側を挟まれた平たい粒の物より、ふっくらと丸みがあるものを選びましょう。栗に含まれているデンプン質はサツマイモなどに似ていて、収穫してすぐに食べるより、収穫後3日~4日寝かせる事でデンプンが糖に変わり甘味が強く感じられるようになります。ただ、常温では乾燥や虫食いの心配があるので、ポリ袋などに入れ、冷蔵庫、出来ればチルドなどに入れておくようにしましょう。

 

 『梨』

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梨の成分はおよそ90%が水分です。

糖分の正体はショ糖と果糖で、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸も多少含んでいます。梨は消化酵素を含み、肉類のタンパク質を分解する作用があります。その他、カリウム、鉄分、アスパラギン酸を若干含んでいます。

 梨には、さまざまな薬効のあることが知られていますが、なかでも特筆なのが解熱作用です。風邪で熱があり、のどが渇くときには、梨を食べると良いでしょう。熱をやわらげ、のどの渇きも止めてくれます。梨に含まれているソルビトールという成分には、吸水作用があり、胃腸系の働きを整えてくれるので、便秘解消や美肌効果が期待できるといわれています。ナシのシャリシャリとした食感は、ペントザンやリグニンという成分からできた石細胞を含むからなのです。

 石細胞とは細胞膜が固く石のようになったものをいい、この石細胞は便秘に大変効果があります。さらにナシが含むリグニンやペントザンという食物繊維、ソルビトールという糖アルコールには便をやわらかくする効果があります。みずみずしいナシを食べてお肌にうるおいをもたらしましょう。

 とにかく梨は鮮度が大事です。皮の色ツヤが良く、硬いものを選びましょう。触ってみて弾力性のある柔らかいものは、古いので避けるようにします。家庭で保存する場合はビニール袋などで密閉し、冷蔵庫で保存するとよいでしょう。しかし長期(5日以上)の保存は風味が各段に落ちるので避けたいものです。


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