5月末から6月の梅雨にかけて、日本では紫陽花が見頃を迎えます。アジサイは〈集真藍あづさあい〉=「藍色が集まる」が名称の由来だとされていて、植物の名称が決まった頃には、日本国内では青の紫陽花しかほぼなかった事が推定されます。紫陽花は酸性の土では青みが強くなり、アルカリ性の土では赤みが強くなる事が知られていますね。
日本の土壌のほとんどが酸性なんでしょうね。因みに、ヨーロッパでは土壌がアルカリ性で赤い紫陽花が多いそうです。
紫陽花は小さな花が集まって丸く大きく見える花ですが、花に見えるのは厳密には『がく』が発達した部分で、実際の花は中央にある小さいのが花だそうです。
紫陽花好きな方にオススメのイベントが6月中旬から開催されます。行かれる方はチケットが必要ですので 、HPをご確認の上、足を運んでみてください!
箱根登山電車
箱根湯本から教羅駅までの区間を40分で走る箱根登山電車沿線では、紫陽花の見頃とともに紫陽花をじっくり鑑賞できる『夜のアジサイ号』の臨時運行と夜間のライトップが実施されます。
運行期間6月14日(金曜日)〜30日(日曜日)、6:30pm〜10:00pm
車内の照明を落とし日本語のアナウンスが流れゆっくり通過し、アジサイ鑑賞に特化した特別列車。
長谷寺のあじさい /鎌倉
江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩5分ほどの長谷寺は1年中様々な花が咲き、花の寺とも呼ばれるほど。その中でもアジサイは有名で、境内には40種類以上約2500株ものアジサイが植えられています。セイヨウアジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・アナベルなどたくさんの品種が咲き誇っています。長谷寺で命名されたアジサイ『かまくら』や新種のアジサイ『長谷のしおさい』『長谷の祈り』など、そこでしか見られない珍しい紫陽花を是非鑑賞してみてください。
時期:例年の見ごろ:5月下旬〜7月上旬
開催時間:4−6月は8:00am~5:00pm 閉山5:30pm
拝観料:400円 5分咲〜見頃終了までは、拝観料とあじさい街入場券500円が必要
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